ずらりと並ぶ干し柿, 長野県 妻籠宿

ずらりと並ぶ干し柿, 長野県 妻籠宿

© wayfarer2020/Shutterstoc

秋の風に揺れる干し柿

柿は、秋を代表する果物のひとつです。生で食べるほか、干し柿などに加工して古くから親しまれてきました。そして画像は、長野県の妻籠宿で見られる干し柿の様子。秋から冬にかけて、鮮やかな柿の色が歴史ある街並みを彩ります。干し柿は、主に渋柿の皮をむいて乾燥させた伝統的な保存食です。干すことで渋みが感じられなくなり、水分が減ることで甘みが凝縮されます。作り方は地域や種類によって異なり、乾燥の途中や仕上げの段階で柿をもむなど、さまざまな工夫が受け継がれています。独特の食感と濃厚な甘みを楽しめる、秋から冬ならではの味覚です。

長野県妻籠宿の軒先では、皮をむかれた橙色の柿の実が、紐で吊るされて並んでいます。これは、伝統的な保存食である干し柿へと乾燥させるための工程です。この乾燥作業は、古くから続く食料保存の知恵であり、中山道の宿場町である妻籠宿では、冬の間の貴重な栄養源として重宝されました。

Related Tags